こんにちは。tsukkyです。
母がアルツハイマー型認知症と診断されてからは、認知症に関する本を読んだり、認知症に良いというものがあったらお取り寄せしたりしましたね。
認知症と言う病気に対して知識がないよりはあった方が絶対良いと思ったので。
こちらは読みやすく、とてもわかりやすかったです。
「認知症の9大法則 50症状と対応策: 「こんなとき、どうしたらよい?」不思議な言動が納得できる・対応できる」
ただ、理解はしていても…認知症の症状によくある、「何度も同じことを聞く。」と言う時期は大変でした。
母本人も不安だった時期なのかな。。思いますが。。。
あれほど、「父がどこかに行ってくれれば楽なのに!」
「いなくなればいい!!」と言っていたのに…
療養型病院に入院して家に戻って来なくなったら…
しょっちゅう電話がきて
「お父さんが何も言わないで出て行ったんだけど!!」
「お父さんが帰って来ないんだけど!!」
…その都度、かくかくしかじか…病院に入院中ですよ。と説明を…(^^;)
「お父さんがいないんだけど!」ならまだ話が合うから良いんですが…
それがだんだん
「ばあちゃんがいなくなったんだけど!!」になってきました。
まず、ばあちゃんって誰よ?!
「今さっきまでここにいたんだけど!!」
いたら怖いですから…(^^;)
どうも母が独身時代(いつごろのことでしょう?)私の祖父のお母さんと一緒に住んでいたようです?!
私からすると「ひいおばあちゃん」のことですね。
そして、さらには…
「母さんはどこ行ったの!!!」
母さんはあなたですけど…?!(・_・?)????
あぁ、母の母のこと・・・!
私からすると「おばあちゃん」のことですね。
最初はこの質問に、どう対処して良いものか悩み、最初は母の言うとおりに話を合わせていました。
兄も母に電話をすると同じことを言ってたと言い、兄は母に二人とも亡くなってもういないよ。と伝えていたらしく…
2人で違う回答をすると余計混乱するのでは?!と言うことで、本当のことを伝えることに統一しました。
ただ、最初のうちは、「亡くなった。」等伝えると、しくしく泣き出すので…
私はそんな母が可哀そうで、とても辛かったのです。。
そのやり取りを結構長い期間続けていました。
少し続けると、泣き出すことはなくなりましたが、「もう天国にいるよ。」と伝えると
「ええぇー!!!いつ亡くなったのよ????」
毎回かなりのリアクションで驚きます…(^^;)ギャグかなにか?みたいな?ww
これを毎度、毎度説明するのもかなり骨が折れることでしたが…
私たちからすると「何度言えばすむんじゃーごりゃ~!!」
と怒りたくなるようなことも本人にとって毎回初めての出来事なので、根気よく話に付き合ってあげないといけません。。
とりあえず、認知症の人には怒らない事が大切みたいですから。(怒られた=悲しい感情だけが残ってしまう)
私は父に似て短気な性格でしたが、母の病気のおかげで、怒らない性格になりました(^^;)自分でもびっくり!
性格も改善できるみたいです?!
主人からも…あの早朝からの電話攻撃に怒らないのは「すごーい」とほめられました(苦笑)
怒りのコントロールをするにはこちらの本がおすすめです^^
「アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)」
もう、心では怒っていても、声を発する時には、怒らないようにすることが出来るんですよ^^
その昔、竹中直人が「笑いながら怒る人」という芸をやっていましたが
あれの逆ですね。「怒ってるけど笑う人」みたいな…?!(古っ。年代がバレる)
でも、こうして母が病気になったことで、私の知らなかったことがいろいろと出てきます。
結婚前、実家で祖母と暮らしていたとか…
まぁ、その話も本当の事か?定かではないのですが…(^^;)??
でも、あの時の電話の数が半端じゃなかったので、今でも携帯の音、振動音に対して敏感に反応してしまいます。。(@@;)トラウマ?